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AIが「人間のように記憶する」時代へ!脳の仕組みを取り入れた「Cerememory」がオープンソースで登場

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目次

なぜ、人間の記憶システムに注目したの?

AIの記憶のあり方を考えるとき、「どんな形が一番理想的だろう?」という問いに、開発チームはたどり着きました。その答えは、私たち人間が持っている、まさに「生きている記憶システム」だったんです。

私たちの記憶って、単なる情報の羅列ではありませんよね。大切なことは鮮明に残り、どうでもいいことは薄れていく。似た記憶は混ざり合い、一つの記憶が呼び水となって、関連する記憶が次々とよみがえる。子どもの頃の懐かしい香りで、昔の思い出が蘇るなんて経験、誰にでもありますよね。

Cerememoryは、「どうやってAIに記憶を持たせるか」だけでなく、「人類が長い時間をかけて獲得してきた優れた記憶の仕組みを、どこまでAIの記憶層に取り入れられるか」という、もっと深い問いに向き合っています。神経科学で観察される現象を、単なるデータ構造ではなく、まるで生きているかのように動くシステムとして実装しているんです。

Cerememoryの3つの大切な考え方

Cerememoryは、3つのユニークな設計原則に基づいて作られています。これが、AIの記憶を人間らしく、より豊かにする秘訣なんです。

Cerememoryの3つの設計原則

1. 記憶は「静的な保存」ではなく「動的に生きているもの」

私たちの記憶は、ハードディスクのように固定されているわけではありません。大事なことは強くなり、使わないと薄れていく。思い出すたびに少しずつ形を変えることもありますよね。Cerememoryも、この性質を受け継いで、記憶が時間とともに呼吸し続けるように設計されています。減衰したり、干渉したり、再活性化したり、まるで夢を見ている間に記憶が整理されるような動きを、データ構造としてではなく、実行系として実装しているんですよ。

2. 記憶は「内容」だけでなく「理由」を持つべき

AIエージェントが「なぜその行動をしたんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?人間が何かを覚えているときには、「なぜそれが大事だと思ったのか」「どういう判断でそうしたのか」といった、背景にある文脈も一緒に覚えていますよね。Cerememoryでは、AIエージェントのすべての記憶に「なぜそれが存在するのか」という理由を構造化して記録する「メタメモリプレーン」を持たせています。行動の内容だけでなく、その理由から記憶をたどれるなんて、すごいと思いませんか?

3. 記憶層はAIから独立したレイヤーに

人の記憶は、その人自身のものであり、特定の誰かに縛られるものではありません。Cerememoryも同じように、どのAI(Claude、GPT、Geminiなど)からでも同じ記憶層にアクセスできるように、独自のプロトコル「CMP」を通じて接続します。データはローカルに保存され、いつでもエクスポート可能。AIを変えたり、サービスを解約したりしても、あなたの記憶はあなた自身のもとに残り続けるんです。これって、すごく安心できるポイントですよね。

脳の構造をそのまま取り入れた「5ストアアーキテクチャ」

人間の脳は、記憶の種類ごとに異なる場所で処理しています。Cerememoryもこの仕組みに倣い、記憶を5つの専門ストアに分けて格納します。

Cerememoryの5ストアアーキテクチャ

  • エピソード記憶(Episodic): 「いつ・どこで・何が起きたか」という時系列の出来事。まるで日記のようなものですね。

  • 意味記憶(Semantic): 事実や概念、関係性の知識。学校で習うような知識や、言葉の意味などです。

  • 手続き記憶(Procedural): やり方、習慣、好みのパターン。自転車の乗り方や、特定の作業の手順など、体が覚えているような記憶です。

  • 感情記憶(Emotional): 感情のメタデータ。他の記憶の強さを調整する、扁桃体のような役割です。

  • ワーキングメモリ(Working): 高速な作業用の短期メモリ。一時的に情報を保持して処理する場所ですね。

これらに加えて、会話やツール出力、スクラッチパッドの原文をそのまま保存する「生ジャーナル(Raw Journal)」も並走します。要約された記憶と原文がバックリンクでつながっているので、いつでも原文に戻って確認できるんですよ。

「生きている記憶」ってどういうこと?5つのダイナミクス

Cerememoryが既存のメモリソリューションと大きく違うのは、記憶が時間とともにそのふるまいを変える点にあります。まるで生きているかのような記憶の動き、それがCerememoryの最大の魅力です。

1. 忘却曲線:時間経過で少しずつ薄れていく

忘却曲線

私たちの記憶って、時間とともに少しずつ薄れていきますよね。Cerememoryも、この「忘却曲線」を取り入れています。全部忘れるか、全部覚えているかの二択ではなく、現実的な劣化モデルを導入。でも、何度も思い出されたり、感情的に強い体験だったりすると、記憶は安定して長く残るんですよ。自己学習でも、繰り返し学ぶことの大切さを思い出させてくれますね。

2. 干渉ノイズ:似た記憶は互いの細部をぼかしあう

干渉ノイズ

似たような出来事を経験すると、時間が経つにつれて、どちらの出来事がどうだったか、細部が混ざり合ってしまうことってありませんか?Cerememoryは、この人間の記憶研究で知られる「干渉」という現象を再現しています。忠実度が下がった記憶ほどノイズが乗りやすくなり、人間らしい「不正確になりかたの自然さ」を生み出すんです。もちろん、完璧な情報が必要な時は、後述のPerfectモードで原文を取り出すこともできますから安心してくださいね。

3. 拡散活性化と再固定化:思い出すたびに記憶は変わる

拡散活性化と再固定化

何かを思い出そうとすると、それに関連する他の記憶も一時的に活性化されることってありますよね。そして、思い出した記憶は、その時の状況や文脈と結びついて、少し形を変えて記憶に戻るんです。Cerememoryは、この「思い出すたびに記憶が変化する」という人間記憶のリアリティを再現。グラフ構造として実装することで、一つのキーワードから連想を広げていく、私たちと同じような仕組みを実現しています。

4. 睡眠中の夢のような記憶圧縮装置:眠っている間に記憶を整理する

睡眠中の夢のような記憶圧縮装置

私たちは眠っている間に、その日の出来事を整理し、長期記憶へと統合していると言われています。Cerememoryも、定期的なバックグラウンド処理としてこのプロセスを実装。生ジャーナルに保存された原文を、時間ギャップや語彙シフトでトピックごとにまとめ、要約してエピソード記憶へ、事実性が高ければ意味記憶へと昇格させるんです。デフォルトでは24時間ごとに自動で実行されますが、手動ですぐに実行することも可能ですよ。

5. 感情モジュレーション:心が動いた記憶ほど長く残る

感情モジュレーション

10年前の何でもない平日は思い出せないのに、初めて怒られた日のことは鮮明に覚えている、なんてことありませんか?これは、脳の扁桃体が、感情の強さに応じて記憶の保存優先度を変えているからなんです。Cerememoryは、この仕組みをそのまま実装。すべての記憶には、喜びや悲しみといった8次元の感情ベクトルが紐づき、この感情の強さが記憶のふるまいを変えます。感情が強い記憶ほど忘れにくく、似た感情のクエリでは優先的に想起されるんですよ。

Cerememoryを使うAIエージェントは、「全部を平等に覚えている」のではなく、「ユーザーにとって心が動いた瞬間ほど、よく覚えていてくれる」という、まるで人間のようなふるまいをするでしょう。これは、AIとのコミュニケーションをより豊かにしてくれるはずです。

AIエージェントの「なぜ?」を解き明かす技術概要

Cerememoryは、Rust言語で実装され、redbやTantivyといった技術を採用していますが、その本質は「設計の思想」にあります。特に注目してほしいのは、次の3つのポイントです。

メタメモリプレーン:「内容」ではなく「理由」で記憶を検索する

メタメモリプレーン

すべての記憶レコードには、「なぜこの記憶が存在するのか」という構造化されたレイヤーが付属しています。AIエージェントは「何が書かれているか」だけでなく、「なぜそう判断されたのか」という理由からも記憶をたどれるんです。これにより、AIエージェントが「なぜその行動を選んだのか」を自己説明したり、複数のAIエージェントが共通の根拠に基づいて議論したりすることが、記憶層レベルで可能になります。AIの意思決定プロセスが、もっと透明になるってことですね。

生ジャーナルとHuman/Perfectモード:人間的な不正確さと完全記録の両立

生ジャーナルとHuman/Perfectモード

要約された5つのストアとは別に、原文をそのまま保存する「生ジャーナル」が独立して存在します。これにより、記憶を想起する際に2つのモードを使い分けられるんです。

  • Humanモード: 忠実度に応じたノイズを伴う、人間らしい、少し曖昧な記憶の想起。

  • Perfectモード: 原文をそのまま、完璧に検索するモード。

人間らしい曖昧さと、監査可能な完全な記録。この両方を兼ね備えているのが、Cerememoryのすごいところです。まるで「おおらかな記憶」と「完璧な記録」を使い分けているみたいですね。

CMPプロトコル:AI時代のメモリ層は「API」ではなく「プロトコル」で定義されるべき

CMPプロトコル

Cerememoryでは、「CMP(Cerememory Protocol)」という、どの接続方法にも依存しないプロトコルが中心にあります。HTTP/REST、gRPC、MCP(Anthropicが提唱するLLMと外部ツールをつなぐためのオープン仕様)は、このCMPメッセージを運ぶための「バインディング」として位置づけられています。どこからアクセスしても、挙動と意味論が完全に一致するため、フロントエンド、バックエンドサービス、LLMエージェント、CLIが、まったく同じ記憶層を同じ抽象度で扱えるんです。「AI時代のメモリ層は、APIではなくプロトコルで定義されるべき」という、開発チームの強い思いが込められています。

開発の背景にある想い

AIエージェントの記憶システムの構築は、今、世界中の開発者が頭を悩ませている大きな課題です。そんな中、コーレ株式会社は、日本から世界に向けて、次の時代のAIと人の関係を支える記憶システムを届けたいと考えました。Cerememoryをオープンソースとして公開したのは、コーレ単独で抱え込むのではなく、世界中の技術者が開発に参加し、共に磨き上げていけるようにという願いがあるからです。

記憶という、AIと人の関係の根幹にあるレイヤーを、誰もが参加できる共有の財産として育てていきたい。そんな熱い想いが込められています。

さあ、あなたもAIの記憶の未来を創りませんか?

Cerememoryはオープンソースとして公開されており、コミュニティからのフィードバックや貢献を心から歓迎しています。AIの記憶のあり方に興味がある方、AI開発に携わっている方、そしてAIの未来を一緒に創りたいと思っている方、ぜひ一度触れてみてください。

コーレ株式会社について

コーレ株式会社は、汎用的なAIプロダクトを開発している企業です。主力製品である「IrukaDark」は、日々のPC作業で繰り返されるコピペ、情報入力、議事録作成、日報、タスク管理といった、気づかぬうちに時間を奪ってしまう作業を、超高速で処理してくれるんですよ。他のAIエージェントやあらゆるアプリケーションと連携して利用でき、PC作業の生産性向上に貢献します。

IrukaDarkのロゴ

IrukaDarkは誰でも無料で利用できますので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね!

会社概要

コーレ株式会社のロゴ

  • 会社名:コーレ株式会社(CORe Inc.)

  • 設立:2017年5月17日

  • 所在地:東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー 18階

  • 代表取締役CEO:奥脇 真人

  • 取締役CTO:池田 直人

  • URL:https://co-r-e.com/

AIの記憶の未来を、私たちと一緒に切り拓いていきませんか?Cerememoryの登場は、きっとAIと私たちの関係を、もっと豊かで人間らしいものに変えてくれるはずです。この新しい挑戦に、あなたも参加してみませんか?


ロボット・プログラミング教室へ通うことのすすめ

プログラミングを勉強するだけなら、本ブログでも十分ですが、できればロボットプログラミング教室に通うことをお勧めします。ロボットプログラミング教室に通うことで早い段階から以下のことが身につくためです。

  • 論理思考の向上: プログラミングを学ぶことで、問題を分析し、段階的に解決する論理的思考力が身につきます。
  • コミュニケーション能力の発展: 毎回異なるペアとの協力を通じ、自分の考えを伝え、他者の意見を理解することで、表現力と協同作業のスキルが向上します。
  • 創造力の刺激: ロボットをレゴブロックで作る活動は、子どもたちの創造力を鍛え、想像力を広げる素晴らしい機会を提供します。
  • 自己成長の実感: 競技会を通して、クラス外の生徒や他の教室と競争することで、自らの成長を実感し、自信を育む機会を得られます。
  • 実践的なスキルの習得: カリキュラムが進むにつれ、実社会で活用されるプログラミング言語Pythonの学習が可能になります。
  • 社会的スキルの発展: 様々な人との良好な関係を築くことの重要性を学び、社会生活において必要なスキルを身につけます。
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